古殿町の林業会社など 販路拡大で中国に木材の輸出へ

古殿町の林業会社などが販路拡大のため、中国への木材の輸出を始めることになりました。

中国への木材の輸出を始めるのは古殿町で林業を行う「サンライフ」などで、5日は、輸出先である中国大連にある木材加工会社の「大連友邦木業有限公司」などとともに関係者が郡山市に集まり、取り引きに関する書類を取り交わしました。

輸出するのは、古殿町周辺の山林で育てられた杉の丸太材で、早ければ来年1月にも、小名浜港から中国に輸出を始めるということです。

古殿町の林業会社によりますと、新型コロナの感染拡大の影響による世界的な木材の品薄と高騰のあと需要が落ち着き、会社で扱うスギ材の在庫が過剰になったため、商社などの協力を得て輸出を決めたということで、中国への輸出は初めてだということです。

古殿町の林業会社の水野喜文社長は「中国に受け入れ先が見つかったことで、丸太の単価を上げることでき、販路拡大に向けて明るいと感じた。まずはコンテナ一つの輸出から始めて輸出できる量を徐々に増やしていきたい」と話していました。