パラパリ大会目指す 山本恵理選手が小学校で子どもたちと交流

来年開かれるパラリンピック・パリ大会に、パワーリフティングで出場を目指す山本選手が、南相馬市の小学校で子どもたちと交流し、夢を諦めずに努力することの大切さを伝えました。

南相馬市の原町第一小学校を訪れたのは、足などに障害がある選手がベンチプレスで持ち上げたバーベルの重さを競うパワーリフティングで、来年のパラリンピックへの出場を目指している山本恵理選手です。

交流会は「日本財団パラスポーツサポートセンター」が全国各地で行っている交流事業、「あすチャレ!ジュニアアカデミー」の1つとして行われ、6年生52人が参加しました。

両足に障害がある山本選手は、小学生のころに水泳を習ったのをきっかけにスポーツと出会い、パラリンピックを目指すようになったなどとこれまでの経験を話し、「夢を諦めそうになってもできるかできないかではなく、どうやったらできるかを考えてください」と、諦めずに努力することの大切さを伝えていました。

このあと「鬼ごっこ」で交流し、子どもたちは車いすの山本選手と一緒にできるように、上半身にボールを当てる「ボール鬼」など、新しいルールを考え出して楽しんでいました。

参加した女子児童は「苦手なことややったことがないことにもチャレンジしてみることが大切だと思いました」と話していました。