広野町「みかんの丘」で小学生が摘み取り体験

福島県の沿岸部にある広野町で、地元の子どもたちが、町のシンボルとして育てられているみかんの摘み取りを体験しました。

広野町は福島県の浜通り南部に位置し、40年ほど前から町民にみかんの苗木を配るなどして温暖な気候をPRしています。

4日は「みかんの丘」と名付けられた町が管理するみかん畑で、地元の小学生およそ20人がみかん狩りを体験しました。

子どもたちは、斜面に植えられた170本ほどのみかんの木の間を歩き回りながら、大きくて色つやのよい実を見つけると、くるくると回して摘み取っていきました。

そして、取ったばかりのみかんを、皮をむいておいしそうにほおばっていました。

町によりますと、ことしは夏場に気温が高い日が続いたことなどから、例年よりも実の数が多く、甘みも強いということです。

小学3年生の女の子は「広野町の伝統の味のみかんが食べられてうれしかったです。最初は酸っぱかったけど、段々甘みが出てきておいしかったです」と話し、小学3年生の男の子は「大きいみかんがとれてうれしかったです。家に持って帰って弟や親、おばあちゃんにも食べさせてあげます」と話していました。