台北市でJR只見線のPRイベントを開き旅行客を誘致へ

只見川沿いを観光に訪れる台湾からの旅行客を増やそうと、県は、来年1月中旬以降、台北市でJR只見線のPRイベントを開き、誘客に力を入れることにしています。

JR只見線は12年前の豪雨被害で、27キロあまりの区間が不通になりましたが、被災後も、沿線に広がる只見川と里山が織りなす四季の景色が、台湾を中心とする外国人観光客の人気を集めていました。

新型コロナウイルスの影響で、観光客は落ち込みましたが、県は、去年10月の全線での運転再開と新型コロナの5類移行による規制の緩和をふまえて、来年1月、台北市でJR只見線のPRイベントを開くことになりました。

関係者によりますと、イベントは1月中旬から下旬にかけて、市内の文化施設「松山文創園区」で開かれ、写真を通して、只見線の魅力を国内外に発信し続け、外国人観光客の増加の立役者にもなった写真家の星賢孝さんの写真展が開かれます。

また、沿線の観光ガイドブックや只見線をモチーフにしたグッズの展示などが行われる予定です。

県は会場を訪れた人にアンケートを行うことにしていて、外国人観光客のニーズを把握し、今後の誘客に向けた施策に反映させたい考えです。