福島県の国道4号線など冬用タイヤ調査 装着率は76%

本格的な冬の訪れを前に福島県内を走る車の冬用タイヤへの装着率を確認する今シーズン初めての国の調査が27日、国道4号線など県内8か所で行われました。
27日時点の装着率は去年より13ポイント高い76%に上り、国は先週の降雪の予報を受けて冬用タイヤへの交換が進んだと見ています。

国土交通省は、毎年この時期に県内の道の駅や主要な交差点で冬用タイヤの装着率を調べていて27日は国道4号線沿いなど各地で今シーズン初めての調査が行われました。

このうち二本松市の道の駅「安達」では委託を受けた調査員が駐車場に止まっている車のタイヤを目視で確認していきました。

調査員は、訪れた人たちにチラシを配り、早めのタイヤ交換と雪道で立ち往生しないための対策などを呼びかけていました。

国土交通省によりますと27日時点での中通りと会津の8地点の装着率は76%と去年より13ポイント高くなっています。

沖縄を除く全国の都道府県では、道路に雪が積もったり凍結したりしている際は、冬用タイヤを装着するなど滑り止めの措置をとることが法令で義務づけられています。

福島河川国道事務所福島国道維持出張所の鈴木敬哲所長は、「先週の雪の予報が出たためか去年よりも装着が進んでいた。ただ経年劣化したタイヤを装着している車もあり性能をよく確認して交換も検討してほしい」と話していました。