プロ野球 阪神日本一 虎のラベル日本酒注文相次ぐ 南会津町

南会津町の酒造会社は、虎のイラストをラベルにした日本酒を製造していますが、プロ野球・阪神タイガースの38年ぶりの日本一を受けて注文が相次ぎ、翌年出荷分の仕込みを時期を早めて行っています。

プロ野球・阪神タイガースの日本一を受けて注文が相次いだのは、南会津町の国権酒蔵が製造する日本酒です。

38年前に、阪神ファンだった当時の社長がチームが日本一になったことを祝って、虎のイラストをラベルにした日本酒を作り、その後は、えとのとら年や、就職のお祝いなどとして売れているということです。

しかし、今月5日に38年ぶりに阪神が日本一になったあと注文が相次ぎ、ことし出荷予定だった3000本が早くも完売したということです。

現在も毎日のように問い合わせがあるため、例年2月から始める翌年の出荷分の仕込み作業を2か月あまり前倒しして先週から始めました。

蔵では、白衣を着た職人たちが蒸し上がった酒米を、冷ましたあとにタンクに運んで投入し、「櫂(かい)」と呼ばれる棒でかき混ぜていました。

今回は、ことしの2倍にあたるおよそ6000本を製造する計画で、このうちおよそ3000本は年内の出荷を目指しています。

細井信浩社長は、「問い合わせが毎日来ています。どんどん仕込みますので、どんどん買ってもらいたい。晩酌をしながら野球を観戦してほしい」と話していました。