JR東日本 地方路線収支 福島県4路線9区間いずれも赤字

人口減少で地方鉄道の赤字が続く中、JR東日本は利用が特に少ない62区間の昨年度の収支を公表しました。
このうち福島県内では4路線の9区間がいずれも赤字で赤字の総額は前の年度より8億余り増えました。

JR東日本は、災害や工事で影響を受けている区間などを除き一日平均で何人運んだかを示す「輸送密度」が2000人未満の34路線62区間の昨年度の収支を公表しました。

このうち福島県内では磐越西線・只見線・水郡線・それに磐越東線のあわせて9つの区間が該当し、これらの区間はいずれも赤字となっています。

9区間の赤字額は72億5600万円で前の年度よりも8億円余り増えました。

区間別で赤字額が最も大きかったのは、
▽水郡線の磐城塙駅と安積永盛駅の区間で10億9100万円と前の年度からおよそ2億円増えました。

次いで
▽磐越西線の喜多方駅と野沢駅の区間で1億5000万余り増えて9億4000万、

▽同じく磐越西線の会津若松駅と喜多方駅の区間で3億円余り増えて9億3800万などとなっています。

また、100円の運輸収入を得るためにいくらの費用がかかるかを示す「営業係数」は磐越西線の喜多方駅と野沢駅の区間で1万3980円に上りました。

これは100円の収入のためにおよそ140倍の費用がかかっていることになり対象となったJR東日本の区間の中で3番目に採算が悪くなっています。

JR東日本は沿線の自治体などと公共交通手段のあり方を議論する方針です。