ボージョレ・ヌーボー 県内でも解禁 ことしは価格が大幅上昇

フランス産のワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売が16日、福島県内でも解禁されました。
ことしは、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う輸送費の上昇に円安が重なって仕入れ価格が大幅に上昇していて販売価格にも影響が出ています。

「ボージョレ・ヌーボー」は、フランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で収穫されたぶどうでつくられたワインの新酒で、毎年11月の第3木曜日に販売が解禁されます。

解禁の16日、福島市のワイン店は午前中からボージョレ・ヌーボーを予約していた客などが次々と訪れました。

ことしはロシアによるウクライナ侵攻に伴う輸送費の上昇に円安が重なり、仕入れ価格が大幅に上昇しています。

店では、定番の750ミリリットルのボトルの仕入れ本数を例年の8割に抑えましたが、仕入れ価格は例年の1.5倍に膨れ上がったということです。

それでもお値打ちに旬の味を楽しんでもらおうと、仕入れ価格より1000円ほど安くして赤字覚悟での販売に踏み切ったということです。

市内の50代の女性は「解禁を楽しみにしていました。家族みんながワイン好きでさっそく今夜味わいます」と話していました。

ワイン店の佐藤正士店長は「企業努力で販売価格を抑えました。年一回の楽しみなのでぜひ多くの人に味わって欲しいです」と話していました。