子どものネット利用 教職員らが課題などを学ぶ研修会 白河

タブレット端末やスマートフォンなどの普及が進む中、教職員らが子どもたちがインターネットを利用する上での課題などについて学ぶ研修会が白河市で開かれました。

この研修会は、県の教育委員会が開き、14日は白河市の学校に勤務する教職員などおよそ20人が参加しました。

内閣府のまとめでは自分のスマートフォンを所有している子どもの割合は高校生が99%、中学生が91%、小学生でも64%にのぼります。

このことについて、医療創生大学の中尾剛教授が講演し、現代の子どもたちにとってインターネットは家庭や学校とならぶ第3の居場所になりつつあること、一方で、依存度が高まるとゲームでの高額の課金やSNSを通じて犯罪に巻き込まれるおそれがあることなどを指摘しました。

このあとグループに分かれて行った意見交換会で、参加した人たちは「学校の授業でタブレット端末を使う場合に時間のメリハリをつける工夫が必要だ」とか、「外遊びのしかたなどを多く知ることでネットへの依存度を減らせるのではないか」などと話し合っていました。

県南教育事務所の角田修社会教育主事は「子どもたちが正しくインターネットを使うための指導は学校だけでなく、家庭や地域などで連携して行っていきたいです」と話していました。