大熊町長選挙 現職の吉田淳氏が2回目の当選

任期満了に伴う大熊町の町長選挙は12日投票が行われ、無所属で現職の吉田淳氏(67)が2回目の当選を果たしました。

大熊町長選挙の開票結果です。
吉田淳、無所属・現 当選 3307票
小西彦治、無所属・新 394票

現職の吉田氏が新人を抑え、2回目の当選を果たしました。

吉田氏は大熊町出身の67歳。
大熊町職員を経て、平成28年から副町長を務めたあと、前回・4年前の町長選挙で初当選しました。

吉田氏は選挙戦で、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示が解除された地区でどのようにまちづくりを進めるかや、いまも「帰還困難区域」に指定されている地域の避難指示解除と復興を早期に進めることなどを訴え、支持を固めました。

吉田氏は「これからの4年間は大熊町にとって大変重要な時期になる。大きな目標は町民を守ることと、町の存続をはかることで、それにかかわる各種施策を着実に実行したい」と話していました。

投票率は45.34%で、前回・2019年より7.66ポイント下がり、過去最低となりました。