浪江町で震災後初「子ども議会」 地域の課題を町担当者に問う

東日本大震災と福島第一原発の事故からの復興が進められている福島県浪江町で、小・中学生が地域の課題などを町の担当者に問う「子ども議会」が開かれました。

浪江町の「子ども議会」は、地域の未来を担う子どもたちにまちづくりへの関心を持ってもらおうと、震災のあとでは初めて開かれました。

7日は、町の学校に通う小学5年から中学3年までのおよそ40人が町役場の議場を訪れ、代表の16人がそれぞれに考える町の課題について順番に質問していきました。

町では12年前の津波で沿岸部が被害を受けたほか、原発事故の影響で今も多くの住民が町外に避難を続けていて、子どもたちからは町のにぎわいをどうつくるかや、産業の復興などについての質問が多く出されていました。

このうち、中学1年の男子生徒は「町の漁師の人数が減っていますが、漁港のにぎわいが戻るように漁業従事者を増やす取り組みを考えていますか」と質問し、吉田栄光町長は「多くの人に興味を持ってもらえるよう、漁業者などの仕事をまとめた動画を配信する予定です」などと答弁していました。

議長を務めた中学3年生の菅野凛さんは「浪江町は少人数に対してもにぎやかなので、今後さらに活気あふれる町になってほしいと思いました」と話していました。