福島県議会議員選挙告示まで1週間 投票率向上へ取り組み進む

任期満了に伴って行われる福島県議会議員選挙の告示まで26日で1週間となり、自治体の選挙管理委員会では投票率の向上に向けた取り組みが進められています。

NHKのまとめでは、今回の福島県議会議員選挙は19ある選挙区のうち、福島市、会津若松市、郡山市、いわき市など10の選挙区で選挙戦となる見通しです。

投票率は前回・4年前に41.68%と過去最低となり、年代別では10代から30代までで30%を下回るなど投票率の向上が課題となっていて、県内ではさまざまな取り組みが進められています。

このうち、福島市では候補者のポスターを貼る掲示板にQRコードを表示して、スマートフォンで読み取ると投票日や投票方法などをウェブサイトで見られる仕組みを取り入れています。

また、県内の7つの市と町では、車などの移動手段を持たない高齢者や選挙への関心が低い傾向にある若年層が投票しやすいよう地区の集会所や商業施設などに移動式の期日前投票所を設けます。

このほか県選挙管理委員会は、若者を「選挙啓発サポーター」に任命しSNSを使って同世代へ投票を呼びかける取り組みを進めるなど、投票率向上のためのあの手この手の啓発活動が展開されています。

福島県議会議員選挙は来月2日に告示、12日に投開票が行われます。