農業高校生が「スマート農業」体験 ドローンで肥料まく

農業を学んでいる高校生たちが、ドローンを使って効率よく肥料などをまく、いわゆる「スマート農業」を体験する授業が棚倉町で行われました。

棚倉町の県立修明高校は、白河市の企業の協力を得て、デジタル技術などの最新の技術を活用した、いわゆる「スマート農業」の実習を行っています。

18日は作物の栽培技術など農業を学んでいる地域資源科の1年生19人が、実習用の白菜畑で効率よく肥料や農薬をまける農業用ドローンを使った作業を体験しました。

実際にドローンを活用してタマネギやキャベツなどを栽培している滝田国男さんが講師となり、関係者がリモコンを操作して地面から3メートルの高さでドローンをホバリングさせると、液体の肥料が白菜に噴射されました。

畑はおよそ20アールあり、人が歩いて肥料をまくと4時間ほどかかりますが、滝田さんはドローンを使えばおよそ10分で作業が済むことを説明し、生徒たちは興味深そうに見学していました。

女子生徒は「ドローンを使った農作業を見るのは初めてでした。作業が効率化できてとても魅力的で、自分も将来ぜひ使ってみたいです」と話していました。