甘酸っぱい味の果物「サルナシ」 小学生が収穫体験 玉川村

甘酸っぱい味が特徴の果物「サルナシ」が特産の玉川村で、地元の小学生が収穫作業を体験しました。

サルナシは、実の直径が3センチほどのキウイフルーツの仲間で、玉川村では34年前から栽培していて、村の特産になっています。

地元の玉川第一小学校では、子どもたちに地域の特産品への理解を深めてもらおうと、農家に協力してもらって毎年、児童による収穫作業の体験を行っていて、ことしは3年生34人が参加しました。

子どもたちは、農家の佐久間勝さんの畑を訪れ、佐久間さんから「実が柔らかくなっていると甘いので、手で触ってから摘んでください」とアドバイスを受けて、早速、摘み取りに挑戦しました。

子どもたちは、サルナシの実に優しく触れて、熟しているかどうか確かめながら1つ1つ摘み取ってパックに詰めたり、その場で味わったりしていました。

参加した女子児童は「初めてサルナシを食べましたが甘酸っぱかったです」と話していました。

サルナシの農家の佐久間さんは「子どもたちが楽しそうで何よりです。この体験を覚えている子が、将来、後継者になってくれるとうれしいです」と話していました。