記録的大雨で被害 公営住宅の入居者に説明会 福島 いわき

先月の記録的な大雨で、住宅の浸水被害が相次いだいわき市では、自宅での生活が難しい市民に対し一時的な住まいとして公営住宅を提供することにしていて、このうち入居が決まった7世帯の人たちを対象に4日、入居説明会が開かれました。

いわき市は先月8日の記録的な大雨で住宅が床上浸水の被害などを受けた市民のために、公営住宅を確保する計画で、4日は、先月実施した1次募集で入居が決定した7世帯の人たちを対象に説明会を開きました。

はじめに、市の担当者が入居期間は4日から原則、3か月で、住宅の復旧に応じて最長で来年9月上旬まで延長できることなどを説明しました。

市によりますと1次募集では提供可能な74戸の公営住宅に対し82件の応募がありましたが、利便性などから特定の住宅への応募が集中し、抽選の結果、入居が決まったのは26戸にとどまっています。

大規模半壊の判定を受けて災害公営住宅に入居する内郷地区の60代の男性は「自宅は取り壊すしかありませんがひとまずホッとしています。次のステップに向けて一つ一つ進めていくしかないです」と話していました。

市では今月7日から2次募集を行うことにしていて、いわき市住宅営繕課の阿部登係長は「公営住宅に加え、民間の賃貸住宅への入居も募集しています。住宅の安定に引き続き全力で対応していきたい」と話していました。