一部で避難指示解除の大熊 原発事故後初 13年ぶりの運動会

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、一時、すべての住民が避難を余儀なくされた福島県大熊町で、町内では13年ぶりとなる町の学校の運動会が開かれました。

大熊町は原発事故のあと一時、全域が避難指示が出され、4年前に一部で避難指示が解除されました。

解除された地区にはことし6月に町立の義務教育学校とこども園をあわせた「学び舎ゆめの森」が完成し、30日はグラウンドを会場に、運動会が開かれました。

学校とこども園に通う子どもたちのほか、避難先から帰還した人や移住した人たちなどおよそ240人が参加しました。

運動会では子どもと大人が3つの混合チームに分かれて、玉入れなどの競技をいっしょに行いました。

プログラムの最後には、町の伝統の盆踊りが行われ、参加した人たちは大きな輪を作って一緒に踊り、13年ぶりに町に戻ってきた運動会を楽しんでいました。

9年生の女子生徒は「会津にいた頃よりもたくさんの人がきてくれて嬉しかったです。地域の人とどんな時でも助け合えるようになりたいです」と話していました。

4年前に大熊町に帰還した松永秀篤さん(71歳)は「感激しかないですね。子どもたちと一緒に遊べて、楽しませてもらいました。子どもたちには、心豊かで人に優しくできる大人に成長してほしい」と話していました。