「福島イノベーション・コースト構想」大学生が取り組みを学ぶ

震災と原発事故で被災した浜通りに最先端の産業を集積して復興につなげる「福島イノベーション・コースト構想」の取り組みに大学生たちが触れる催しが南相馬市で行われました。

これは、震災と原発事故で被災した浜通りの発展やそれを支える人材育成につなげようと、福島イノベーション・コースト構想推進機構が企画したもので、県が南相馬市に整備したロボットの研究・開発拠点の「福島ロボットテストフィールド」を福島大学と会津大学の学生あわせて12人が訪れました。

そして、ロボットによる災害救助やドローンの飛行など様々なテストを行う施設を見学し担当者から、県内外の多くの企業が開発や実用化のために訪れて利用しているという説明を受けました。

続いて、ここを拠点に活動を行う県内外の企業など3社が、スライドを使って発表を行い、世界初の実用化を目指す自律して階段を移動できるロボットなどについて紹介しました。

続いて、開発が難しいとされる4足歩行ロボットの操作の体験が行われ、学生たちは、リモコンを使って実際に動かしていました。

参加した会津大学の2年生の女子学生は、「津波で何も無くなったことは悲しいが、新しいチャレンジで活躍している人材も多いとわかったので、自分も将来福島県に貢献できる職業につきたい」と話していました。