福島県 いわき市に「被災者生活再建支援法」を適用

福島県は、今月8日の記録的な大雨で住宅への被害が相次いだいわき市に、住宅の再建費用が支給される「被災者生活再建支援法」を適用することを決めました。

今月8日の記録的な大雨で、県内では住宅への被害が相次ぎ、いわき市では1700棟余りの住宅が浸水するなどの被害を受けました。

これを受けて、県は、大規模災害時に被害の程度に応じて住宅の再建費用が支給される「被災者生活再建支援法」を、いわき市に適用することを決めました。

これにより、全壊ややむをえず住宅を解体したと判定を受けた世帯には最大300万円、床上1メートル以上1.8メートル未満の浸水など大規模半壊の場合は最大250万円、床上0.5メートル以上1メートル未満の浸水など中規模半壊の場合は最大100万円の支援金が支給されます。

支給の申請には、り災証明書などの書類が必要で、23日からいわき市内の窓口で受け付けるということです。

また、この法律の対象にならない半壊以下の被害認定を受けた世帯や、いわき市以外の自治体の被災者については、県が独自の特別給付金制度の創設を検討しているということです。