浸水被害のいわき市の小学校 13日から授業が再開

今月8日の記録的な大雨で校舎の1階が床上まで浸水するなどの被害があった福島県いわき市内の小学校で13日から授業が再開しました。

いわき市山田町の市立菊田小学校は今月8日の大雨で、学校の脇を流れる山田川の水があふれ、校舎1階の教室が床上まで浸水したほか校庭に土砂がたまりました。

学校は11日から休校になっていましたが、職員や保護者、それに子どもたちが泥かきなどの片づけをし、電気や水道などの設備も復旧したため13日、授業を再開しました。

午前7時すぎになると、子どもたちが「おはようございます」と元気なあいさつとともに登校し、迎える先生たちは「家は大丈夫でしたか」などと声をかけ気づかっていました。

その後、1年生の教室では朝の会が行われ、子どもたちが歌を歌ったりして、ふだんの様子が戻りました。

小学1年生の男の子は、「きのうは学校に行けるのが楽しみで寝つけませんでした。国語の授業が楽しかったです」と話していました。

学校によりますと、土砂がたまった校庭は、まだぬかるんでいることから立ち入りの制限を続けるということです。

梅原広校長は、「子どもたちの元気な明るい笑顔に触れることができてうれしいです。夜の雨に不安を感じている子もいるかもしれないので、心のケアにも取り組んでいきます」と話していました。