記録的な大雨 いわき市の農園 トマトの栽培ハウスが浸水被害

今回の記録的な大雨でいわき市にある農園では、トマトの栽培ハウスが浸水する被害にあいました。
市内ではほかにもハウスが浸水したり倒壊したりする被害が出ていて、市が全容の把握を進めています。

いわき市の錦町にある農園では、近くの水路からあふれた水がトマトの栽培ハウスに流れ込み、広さ60アールのハウス全体が20センチほど浸水しました。

農園は、11月ごろの出荷に向けてトマトの苗を植えたばかりですが、苗が水につかると生育が滞ってしまうため、ポンプを稼働して排水を続けています。

菊田の郷助川農園の助川成光代表理事は「大雨の翌日ハウスに来て、その惨状に驚きました。過去の水害でもここまで浸水する被害は初めてで、無事に苗が育ってくれるか心配です」と話していました。

いわき市内では10日午前10時の時点で、ハウスの浸水が2件、ハウスの倒壊が1件、農地に土砂が流入するなどの被害が4件などの農業被害が確認されていて、市が全容把握を進めています。