福島県 郡山市 電動キックボード 実証実験 1日から開始

郡山市は中心市街地などの活性化のため、電動キックボードを貸し出し、にぎわい創出につながるかどうかを確かめる実証実験を、1日から始めました。

郡山市は、JR郡山駅を中心に市街地の活性化に取り組んでいて、1日から駅や周辺の大学の敷地内であわせて15台の電動キックボードを貸し出す実証実験を始めました。

市によりますと、電動キックボードを貸し出す事業は7月の道路交通法改正以降、県内で初めてだということです。

実証実験で利用するのは、最高速度が20キロ以下で運転免許が不要な電動キックボードで、16歳以上であれば専用のアプリをスマートフォンにダウンロードして必要な情報を登録することで、使用開始から1時間は100円、それ以降は1分5円で利用できます。

時間は午前6時から午後10時までで、専用の駐輪場であればどこにでも返却できます。

市は、GPSを活用して利用者の走行ルートの情報などを収集し、観光や買い物での需要やより適切な駐輪場の場所などを調査するということです。

実証実験は11月30日までで、その後は、実験の結果を踏まえて早ければ来年度以降に本格運用を始めたいとしています。

郡山市都市政策課の高橋勇介課長補佐は「郡山市は自動車社会で近距離の移動手段が不足しているため周遊性を高めるのが狙いです。街なかの飲食店や商店を訪れる際など幅広く使ってもらいたい」と話していました。