福島県 ガソリン価格185.7円 最高値更新 利用者は

県内のレギュラーガソリンの1リットルあたりの平均小売価格は、先週よりも5.3円値上がりして185.7円になり、最高値を更新しました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月28日時点の県内のレギュラーガソリンの1リットルあたりの平均小売価格は、先週より5.3円高くなり、185.7円になりました。

これは現在の方法で調査を行っている1990年以降の最高値で、これまで最も高かった2008年8月4日の185.3円を0.4円上回り、およそ15年ぶりの更新となります。

また、この1週間の上がり幅は、福島県が全国の都道府県別で最も大きくなりました。

また、ハイオクは、先週に比べて5.4円高い196.8円、軽油は5.4円高い165.7円でした。

石油情報センターは、今後の見通しについて、「いまの値上がりは、円安に加え、国からの補助金の縮小の影響が大きく、今後、補助金がどうなるかが注目される」と話しています。


福島市内のガソリンスタンドでは、利用客から値上げ続きで困ると訴える声が相次ぎました。

市内の70代の男性は、「高くなっていますね。いつも安いところでガソリンを入れています。車はどうしても必要なので家計には辛いです」と話していました。

市内の60代の男性は、「高くなっても使わざるを得ません。他の出費を抑えながら使うしかないです」と話していました。

市内の60代の女性は、「ガソリンが高くなる前と比べたら車で長距離を走らなくなりました。車を使わないほうがいいのかなと考えてします」と話していました。