福島県 7月の有効求人倍率1.50倍 前月わずかに下回る

7月の県内の有効求人倍率は就業地別で1.50倍と、前の月をわずかに下回りました。

福島労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対して企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、先月、求人数を働く場所ごとに集計した「就業地別」で1.50倍と、前の月を0.01ポイント下回りました。

新規の求人数は、前の年の同じ月との比較でマイナス8.7%で、4か月連続のマイナスとなり、また有効求人数も前の年の同じ月に比べてマイナス3.4%で、3か月連続で下回りました。

新規の求人数を産業別に前の年の同じ月と比較すると、「宿泊・飲食サービス業」は、複数の飲食店から大口求人が出されたことなどから28%増加し、6カ月連続で上回りました。

一方、「運輸業・郵便業」は、燃料代や電気代、倉庫の維持費などのコストが増加して、新規の求人を控える傾向があることから、21.3%減少し、4カ月連続で下回りました。

福島労働局は、「引き続き求人が求職を上回って推移しているが、物価上昇が雇用に与える影響に注意する必要がある。ハローワークなどを通じて求職者や事業者をフォローアップしたい」としています。