いわき市内の海水浴客 去年の半分に減少 猛暑で外出自粛か

いわき市の4つの海水浴場で、今月15日までの海開き期間中に訪れた人は6万3900人あまりと、震災後で最も多かった去年の半分ほどに減りました。
市は「猛暑による熱中症対策で外出を自粛する傾向が強まったのではないか」としています。

いわき市では、この夏、先月15日から今月15日までの1か月間に市内4か所で海水浴場が開設されました。

市によりますと、ことしは新型コロナウイルスの5類移行などにより、震災後では最多だった去年を上回る入り込みを期待していたということですが、期間中に訪れたのは6万3900人あまりと、去年より47%減り大幅な減少となりました。

特に、市の中心部に近く、最も多くの人が訪れる薄磯海水浴場が3万6800人あまりと去年より60%減っていて、市は、期間中に熱中症警戒アラートが7回発表され、熱中症対策のために外出を自粛する傾向が強まったことなどが影響したとみています。

いわき市観光振興課は「利用者が減ったことは残念だが、来年に向けて引き続き安全な海水浴の環境作りと利用客増加に努めていきたい」と話しています。