Uターンラッシュ ピークも台風の影響で混雑分散か

お盆を県内で過ごした人たちのUターンラッシュで、東北新幹線の上りは混雑のピークを迎えています。
ただ、指定席にはまだ空きがあるということで、JRは台風7号の接近により移動する日程を早めるなど人の流れが分散したのではないかと見ています。

JR東日本によりますと、東北新幹線は15日、県内に停車する一部の列車で指定席が予約で埋まるなど東京方面の上り列車で混雑のピークを迎えています。

JR福島駅の新幹線のホームでは午前中、お土産の袋やスーツケースを手にした家族連れなどが多くみられ、東京方面に向かう上りの新幹線に次々と乗り込んでいきました。

相馬市の実家に家族で帰省していたという東京の会社員の男性(30)は「実家でゆっくりして休みを満喫できました」と話していました。

見送りに来た59歳の父親は「コロナの影響でしばらく会えなかったので、孫がすごく大きくなっていてびっくりしました。一緒に海に遊びに行っていい思い出ができましたが、見送るのがさみしいです」と話し、2歳の孫の小さな手を名残惜しそうに握っていました。

JR東日本によりますと、上りの新幹線の混雑状況は予想より下回っていて、15日午後の指定席は満席に近くなっていますが、16日は一部の列車を除いて指定席に空きがあるということです

JRは「台風7号の影響を避けるため移動の日程を早めるなど、人の流れが分散したのではないか」としています。