“部活動後も体調フォローを” 中学生死亡受け県教委が通知

先月末、山形県米沢市で部活動を終えた女子中学生が熱中症とみられる症状で搬送されその後、死亡したことを受けて、福島県教育委員会は部活動が終わった後も生徒らの体調をフォローするなどの対策を徹底するよう、自治体の教育委員会や県立学校に通知しました。

先月28日、山形県米沢市で部活動を終えて帰宅途中だった女子中学生が熱中症とみられる症状で搬送され、その後、亡くなりました。

福島県教育委員会は国からの熱中症対策の徹底の通知を受けて、今月1日に県内すべての市町村の教育委員会と、109ある県立学校に改めて注意を呼びかけました。

この中では米沢市の女子中学生が亡くなったことを踏まえて、部活動の後の生徒の健康観察を十分に行うことや、登下校に長い時間がかかる生徒に対して休息や水分補給を適宜行うよう指導することなど部活動の前後も生徒らの体調管理に留意することを求める新しい文言が加えられています。

中には、登下校中に生徒が寄り道をしたり不要な買い物をしたりしないよう指導している学校もあり、県教育庁健康教育課の木幡健主幹は「下校中に店で休息をとることや飲み物が足りなければ購入を許可するなど、各学校には柔軟な対応をとってほしい」と話していました。