福島県白河市 ふるさと納税でJR研修 鉄道ファン10人体験

白河市は、市内に研修施設があるJRと連携して、保守用の車両の運転や車掌の体験ができるユニークなふるさと納税の返礼品を企画し、5日、その体験会が開かれました。

体験会が行われたのは、白河市にあるJR東日本の社員向けの研修センターです。

この施設はふだん、一般公開されていませんが、地元の白河市と連携する形で、今回特別に社員研修の一部をふるさと納税の返礼品として提供するユニークな取り組みが企画され、5日、その体験会が開かれました。

参加したのは、白河市に6万円のふるさと納税をし、先着順で選ばれた全国の鉄道ファン10人で、まず、線路などの点検を行うレールスターと呼ばれる保守用の車両の運転操作を体験しました。

また、研修用の列車に乗り込んで車掌の仕事も体験し、マイクを握って、停車駅のアナウンスをしたり、ドアの開け閉めや発車前の安全確認の点呼をしたりしました。

愛知県から訪れた30代の男性は「ふだん入れないところに入ることができて新鮮でした。車両を使った車掌体験はめったにできないので楽しかったです」と話していました。

白河市企画政策課の前田裕次郎主任主査は、「大変好評だったので、今後もJRと協力しながら体験型のふるさと納税の返礼品を増やしていきたい」話していました。