福島県郡山市 紀子さま 天文学の国際会議に出席

アジア太平洋地域の天文学の国際会議が郡山市で始まり、秋篠宮妃の紀子さまも出席されて開会式が行われました。

「国際天文学連合アジア太平洋地域の天文学に関する国際会議」は3年ごとに開かれ、日本での開催は21年ぶりです。

福島県では初めてで、郡山市の「ビッグパレットふくしま」と会場とを結ぶオンラインで、39の国と地域の研究者などおよそ400人が参加します。

開会式には秋篠宮妃の紀子さまも出席され、はじめに、会津若松市出身で、国立天文台の上席教授、渡部潤一組織委員会委員長が「最新の成果をもとに、美しい星空のある福島で大いに議論し研究交流が進むことを祈念する」などと英語であいさつしました。

また、紀子さまは「福島県内には夜空に輝く星や月に手が届きそうになる場所がいくつもあります。皆さまが天文学にゆかりのある福島で思い出深い時間を過ごされればうれしく思います」と英語で述べられました。

会議は6日間にわたって開かれ、研究者らが小惑星の探査や、最新の観測装置で撮影したブラックホールなどをテーマに発表や議論を行います。