動物を屋外で飼育の観光施設 熱中症対策に力入れる 二本松

猛暑日が続く中、さまざまな動物を屋外で飼育している二本松市の観光施設「東北サファリパーク」では、暑さで動物たちが熱中症になるのを防ぐ対策に力を入れています。

二本松市にある観光施設「東北サファリパーク」はライオンやシマウマ、キリンなど、アフリカなどに生息する動物を屋外を中心に飼育しています。

施設では、猛暑日が続いていることを受けて、先月から動物たちが熱中症にならないよう体調を管理する対策を行っています。

このうちエリマキキツネザルを飼育しているエリアでは、水を凍らせたペットボトルの側面に塩を塗ったものを置いていて、集まってきたサルたちがひんやりとしたペットボトルに近づいてしきりに塩をなめていました。

また、ホワイトタイガーのおりの中には、飼育員がブロックや石で手作りしたプールが用意され、気温が上がるとトラが水遊びをする様子が見られるということです。

子どもを連れて訪れた女性は「これからもっと暑くなるので、動物に熱中症の対策をしてくれているのを見て安心しました」と話していました。

東北サファリパークの加藤映子さんは「この暑さは動物にも厳しく、日陰でぐったりする姿もよく見かけます。1頭1頭よく見て体調管理を徹底します」と話していました。