電動アシスト自転車のシェアサイクル 福島市がサービス拡充

福島市の中心市街地で電動アシスト自転車を手軽に借りることができる「シェアサイクル」の利用者が増えていることから、福島市は、28日から自転車や専用の駐輪所の数を増やしました。

福島市は、市街地の交通の利便性を高め、活性化につなげようと、JR福島駅や商店街などに設置した駐輪所で電動アシスト自転車を貸し出す「シェアサイクル」の取り組みをおととしから進めています。

スマートフォンのアプリで会員登録をすれば、30分50円でいつでも利用でき、借りた自転車は専用の駐輪所であれば、どこにでも返却できるなど、手軽に利用できるのが特徴です。

これまでは16か所の駐輪所で50台の自転車を用意していましたが、28日から新たに駐輪所を2か所と自転車20台を増やしました。

市によりますと、通勤や通学などでの利用も多く、昨年度の利用回数が2万3000回あまりと、前の年の1.8倍ほどに増えているということで、今後は観光面での需要を掘り起こしていきたいとしています。

福島市交通政策課の草野祐希技師は「利用者から台数が少なくて使いたいときに使えないという声が寄せられたので増やしました。市内を回遊する観光でも利用していただきたい」と話していました。