「林業アカデミーふくしま」オープンキャンパス 疑似体験も

林業の担い手を育成する県の研修施設「林業アカデミーふくしま」のオープンキャンパスが開かれ、参加者がバーチャルリアリティーで樹木の伐採を疑似体験できる装置などに触れました。

郡山市にある「林業アカデミーふくしま」は林業の担い手を確保しようと県が去年4月に開校した研修施設で、27日来年度に入校を希望する人を対象にオープンキャンパスが開かれました。

センターの職員は参加した神奈川県の30代の男性に研修のカリキュラムを説明し、さらに、修了後1年以内に林業に就業し、2年間働けば給付金を受けられるなどの国の制度を解説しました。

伐採に使う機械の紹介もあり、参加した男性が起動したチェーンソーを使って、職員が丸太をカットするようすを披露していました。

また、重機による伐採を疑似体験できるバーチャルリアリティーの装置では、参加した男性が操縦席のレバーを握り、モニター画面を見つめながら木を切り倒す手順を確認していました。

参加した男性は「林業の現場も機械化が進んでいると感じました。将来は林業に携わりたいと思っています」と話していました。

「林業アカデミーふくしま」のオープンキャンパスは今月30日にも開かれ、事前の申し込みが必要です。