縁起物「白河だるま」で全国の高校の部活動チームを応援

白河市は、縁起物として知られる「白河だるま」を、全国の高校の部活動のチームなどに贈って応援するユニークな取り組みを始めました。

白河だるまは、縁起のよい「鶴」をまゆに、「亀」を口ひげにかたどって描いているのが特徴で、江戸時代から縁起物として親しまれています。

白河市は、この縁起物の「白河だるま」で、高校の部活動などを応援しようと希望する団体を募集してふだん着用しているユニフォームを着たユニークなだるまを制作しました。

応募は全国の22の団体からあり、20日は、応募の中から抽選で選ばれた10の団体のためのオリジナルデザインのだるまが市の施設で披露されました。

大きさは高さおよそ40センチで、高校の部活動などいずれもスポーツのチームのものでユニフォームなどが胴体の部分に描かれています。

このうちNBAで活躍する八村塁選手の出身校の宮城県の明成高校のバスケットボール部のだるまは、学校名のイニシャルのアルファベットの「M」が黒いユニフォームの正面にかかれています。

また、地元の白河高校の剣道部のだるまは、剣道で身につける通常は黒色の胴を金色で描いています。

白河市では、このだるまを各団体に贈るとともに今後も取り組みを続けたいとしていて、観光課の久保大介課長補佐は「縁起物の白河だるまを部室などに飾ってもらえるとうれしいです」と話していました。