安達太良山で男性死亡 ガスを吸い倒れた可能性 町が入山規制

13日午後2時前、猪苗代町の安達太良山で県外から来た男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。
一帯は有毒な火山ガスが噴出していて、男性がガスを吸って倒れた可能性があることから、町は現場に続く登山道にロープを設置するなどして入山規制の措置をとっています。

12日夜、県外から猪苗代町の安達太良山に1人で旅行に来ていた70代の男性の妻から「男性が帰宅しない」と警察に届け出があり、警察と消防が捜索したところ、13日午後2時前、ふもとの沼尻登山口からおよそ2キロ離れた温泉の源泉近くの小屋の脇で男性が倒れているのが見つかりました。

男性の体に目立った外傷はなく、その場で死亡が確認されました。

猪苗代町によりますと、一帯は硫化水素などの有毒な火山ガスが噴出していて、源泉の周辺には立ち入り制限する看板が立てられているということです。

警察は男性が死亡した原因を調べていますが、有毒なガスを吸って倒れた可能性があることから、町は現場に続く登山道にロープを設置するなどして入山規制の措置をとっています。