「サーフタウン」南相馬市をPRする初のツアー始まる

サーフィンの名所として知られ、「サーフタウン」を掲げる南相馬市は、実際にプロサーファーに市内の海岸でサーフィンを体験してもらい、その魅力をPRする初めてのモニターツアーを27日から始めました。

27日から2日間にわたって行われるこのツアーは、南相馬市がサーフィンを通じて多くの人に市内の海岸の魅力を知ってもらおうと企画し、県外のプロサーファーなど5人が参加しました。

初日の27日、参加者たちはサーフィンの名所として知られる北泉海岸を訪れ、強風のため波には乗らず写真撮影にとどめましたが、近くの烏崎海岸では風も穏やかで、実際にサーフィンを楽しんでいました。

南相馬市は昨年度から「サーフタウン」を掲げたPR事業に取り組んでいて、参加者にはツアーのようすをSNSなどに投稿してもらい、観光資源としてPRするねらいです。

神奈川県から参加し、国内の大会で優勝経験もあるプロサーファーの宮内謙至さんは「いくつもサーフスポットがあって混雑せず、快適に波に乗れるのが南相馬市の魅力だと思います。きょうは水がきれいで気持ちよかったです」と話していました。

ツアーを企画した南相馬市観光交流課の齋藤太郎主査は「全国の方に来てもらい、活気あふれるビーチにしていきたい」と話していました。