モモのわせ品種「はつひめ」早くも出荷始まる 福島市

福島県特産の果物・モモがことしも収穫期を迎え、福島市では、わせ品種「はつひめ」の出荷が例年より1週間ほど早く始まっています。

福島市飯坂町にあるJAの選果場では、26日、およそ30のモモ農家が朝早く収穫したわせ品種「はつひめ」の選果作業が行われました。

およそ1万5000個のモモが集められ、JAの関係者らが色つきや傷の有無のほか、糖度計を通して甘さを測ったあと、出荷のための箱詰めを進めていました。

はつひめの出荷は25日から始まっていて、JAによりますと、ことしは春に気温が高い状態が続いて花芽が早く出たことなどから、例年より1週間から10日ほど早く出荷の時期を迎えたということです。

はつひめは出荷先の6割から7割が東京などの首都圏で、来月5日ごろまで出荷が続きます。

JAふくしま未来飯坂営農センターの佐藤健児さんは「天候にも恵まれて甘み十分なおいしいモモに仕上がっています。これからさまざまな品種が出るので、ことしも福島のモモを楽しみにしてほしいです」と話していました。