南相馬市の強盗傷害事件 27歳とび職が強盗傷害罪などで起訴

ことし2月に南相馬市の住宅で高齢の夫婦が襲われた強盗傷害事件で、すでに起訴されている実行役3人などと共謀して事件に関わったとして、東京の27歳のとび職が強盗傷害などの罪で起訴されました。

起訴されたのは、東京・多摩市のとび職石志福治被告(27)です。

起訴状によりますと、石志被告は、すでに起訴されている実行役の3人などと共謀し、ことし2月26日、南相馬市の住宅で70代の夫婦に暴行を加え、現金およそ8万3000円と貴金属を奪ったとして、強盗傷害と住居侵入の罪に問われています。

検察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

この事件をめぐっては、これまでに20代の男7人が逮捕され、石志被告と実行役3人が起訴された一方、残る3人は処分保留のまま釈放されています。

これまでの捜査で、犯行グループはいわゆる「闇バイト」を通じてつながり、何者かの指示を受けて事件を起こしたと見られていて、警察はほかにも事件に関わった人物がいなかったか捜査しています。