3600品目の食品 6月から値上げ

6月からは食品の多くの品目でも値上げが実施されます。
民間の調査によりますと、およそ3600品目に及ぶことがわかりました。

信用調査会社の「帝国データバンク」は国内の主な食品や飲料メーカー、195社を対象に31日時点での6月からの値上げの動きをまとめました。

それによりますと、1日から値上げされる食品や飲料は「再値上げ」や価格を変えずに内容量を減らす「実質値上げ」を含めて3575品目で、去年の同じ月からおよそ1.5倍となりました。

品目別で最も多いのは、しょうゆやソースなどの「調味料」が1674品目と全体の47%を占め、次いで冷凍食品やカップ麺などの「加工食品」が1612品目と全体の45%を占めています。

「加工食品」のカップ麺は、500品目以上が値上がりするということです。

このほか「菓子」が158品目、「酒類・飲料」が94品目、牛乳やヨーグルトなどの「乳製品」が37品目となっています。

また「パン製品」は、業務用小麦粉の値上げを受けて7月におよそ1500品目が値上げされるということです。

調査した会社は「値上げは今後も断続的に続く」とした一方で、「値上げ後に売れ行きが伸び悩んでいる食品も出ている。ことし後半にかけては価格を据え置いたり値上げを控えたりする動きも広がっていくのではないか」との見通しを示しています。