磐梯山 午前8時ごろから火山性地震が増加 今後の情報に注意

福島県にある磐梯山では、21日午前8時ごろから火山性地震が増加しているとして気象台は今後の情報に注意するよう呼びかけています。

仙台管区気象台によりますと、磐梯山では21日午前8時ごろから山頂付近の深さ2キロほどのところで火山性地震が増加し、午後2時までに、速報値で117回の揺れを観測しました。

地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動や地殻変動は観測されていないほか、監視カメラによる観測でも特段の異常はみられないということですが、磐梯山ではこれまでも一時的な地震の増加がみられていることから気象台は「活火山であることに留意」とする噴火警戒レベル「1」を継続し今後の情報に注意するよう呼びかけています。

また、北側の火口などの付近では、噴気や火山ガスの噴出がふだんより多くみられるとしてヘルメットの携行や立ち入りの規制など、自治体の指示に従うよう呼びかけています。