児童が魅力に感じた景色をカメラに収めながらまち歩きする催し

国の史跡でもある小峰城を中心とした歴史のロマンあふれる景観づくりが行われている白河市で、地元の児童が魅力に感じた景色をカメラに収めながらまち歩きをする催しが開かれました。

白河市の関辺小学校の授業の一環として行われたこの催しは、国の史跡・小峰城と一体化した景観づくりがなされたまちの魅力を児童たちに再発見してもらおうと市が企画しました。

5年生22人が参加し、まちづくりを研究している日本大学工学部の市岡綾子専任講師と学生らが案内役を務めました。

児童は大学生らとグループを組んで市街地に出るとさっそく、城下町の雰囲気を醸し出すために施工された石畳の路地や、小峰城をモチーフにしたマンホールのふたなどを見つけ、タブレット端末で撮影していました。

参加した男子児童は「市立図書館の屋根も小峰城の屋根の色にあわせて作られていることに気づきました。知らないことをたくさん教えてもらいました」と話していました。

市岡専任講師は「歩くことで初めて気づく地元の魅力を感じとって自分たちのまちをもっと好きになってもらいたい」と話していました。