サイクリングによるまちづくり 自販機でタイヤチューブ 伊達

サイクリングによるまちづくりに取り組む伊達市は、自転車愛好家が立ち寄りやすい場所に、愛車のパンク修理に使用できる交換用のタイヤチューブを扱う、全国でも珍しい自動販売機を導入しました。

伊達市は、サイクリングコースの整備や自転車のレンタル事業を行うなどサイクリングによる観光誘致やまちづくりに取り組んでいて、その一環で、自転車がパンクした際の交換用のタイヤチューブを扱う自動販売機を導入しました。

自転車の愛好家は、旅行先でも愛車でサイクリングを楽しみ、自分でパンク修理を行う場合もありますが、伊達市内にはロードバイクを取り扱う自転車店が少なく、清涼飲料水の販売会社の協力を得て、立ち寄りやすい場所にタイヤチューブを買える場所を増やしたということです。

4か所に設置された飲み物の自動販売機で、タイヤチューブをびんに入れた状態で1つ1300円で販売していて、自動販売機には、スマートフォンで読み取るとサイクリングコースを表示するQRコードも付いています。

市はこうした自動販売機を今年度中に1台増やす計画です。

伊達市でサイクリングによるまちづくりを担当する地域プロダクトマネージャーの古賀基生さんは、「自転車は必ずパンクするものですが、自動販売機で売っていれば焦らず、サイクリングを続けることができます。これから暑い季節になるので、飲み物を飲んで休息しながら自転車を楽しんでほしい」と話しています。