市の担当者が緊急速報用のメールに誤って送信 喜多方市
7日朝早く福島県喜多方市で起きた火事で、市の担当者が防災情報を伝えるため住民に配布されているラジオに情報を送る際、市内にいる人全員に伝わる緊急速報用のメールに誤って送信していたことが分かりました。
福島県喜多方市によりますと、7日午前5時半ごろ、喜多方市高郷町で小屋が燃える火事がありました。
火事によるけが人などはいませんでしたが、この火事について市の担当者が消防から届いた情報を市民に伝えようと、市のシステムに入力した際、本来、希望した住民に配布されているラジオ向けに送信するところ、誤って市内にいる人全員に伝わる緊急速報用のメール=エリアメールや、市のホームページ、SNSなどに一斉に送信してしまったということです。
さらに、担当者は、システムに文章を入力する際にも操作を誤り、火災の情報ではなく、「つい」というひらがな2文字のみの文面で送信したということです。
喜多方市高郷総合支所は誤送信から2時間半余りたった午前8時すぎに「機械の操作ミスによる誤送信です」と説明した上で「お騒がせしてしまい、申し訳ございませんでした」と対象地域の緊急速報用のメールや市のホームページで陳謝しました。