地元で見つかったアンモナイトの化石などの企画展 南相馬

地元で見つかった珍しいアンモナイトの化石などを集めた企画展が、福島県南相馬市の博物館で開かれています。

アンモナイトは、およそ6600万年前まで世界の海に広く生息していたイカやタコの仲間で、貝のような硬い殻があったことから世界中で化石が見つかっています。

南相馬市と隣の相馬市にまたがる一帯にはアンモナイトの化石がよく見つかる地層があり、南相馬市博物館の会場では、ここから見つかった3種類の新種のアンモナイトの化石が特別公開されています。

このほか、世界15か国で見つかったアンモナイトの化石や、同じ時代に生息していた魚の歯の化石なども展示されています。

アンモナイトが生息していた時代には陸上で恐竜が繁栄していたことから、外国で見つかった恐竜の化石なども展示されていて、訪れた人たちは古代の生き物に思いをはせていました。

南相馬市博物館の二上文彦学芸員は「アンモナイトは謎が多い生物なので、どのように生きていたのかイメージしながら見てもらえると、さらに楽しめると思います」と話していました。

この企画展は、来月11日まで開かれています。