南相馬市で高齢夫婦が襲われた事件 3人目が強盗傷害罪で起訴

南相馬市の住宅で高齢の夫婦が3人組に襲われた事件で、先週起訴された2人に続いて実行役の1人が強盗傷害などの罪で起訴されました。

起訴されたのは、札幌市のとび職、土岐渚被告(22)です。

起訴状によりますと、土岐被告は、先月26日午後、先週起訴された実行役2人とともに南相馬市の住宅に押し入り、この家に住む70代の夫の頭をパイプレンチで数回殴って頭の骨を折る大けがをさせたうえ、妻の足を粘着テープで縛り、現金およそ8万3000円とネックレス1本を奪ったとして、強盗傷害と住居侵入の罪に問われています。

検察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

この事件をめぐっては、27日までに起訴された3人のほか、事件当日に南相馬市内で合流していた千葉市の21歳の容疑者も逮捕されています。

これまでの捜査で、4人はいわゆる「闇バイト」を通じて事件を起こしたとみられることが分かっていて、警察は、ほかにも事件に関わった人物がいなかったか捜査しています。