「4足歩行型」ロボットのデモンストレーション 福島 南相馬
舗装されていない地面などでも安定して動き回れるとしてその性能が注目されている「4足歩行型」ロボットのデモンストレーションが、南相馬市であり、その様子が報道陣に公開されました。
公開されたのは、4本の「足」でバランスを取りながら犬のように歩くロボットです。
24日、南相馬市にあるロボットの研究開発施設「福島ロボットテストフィールド」では開発を進めている神奈川県のメーカーが、性能を確かめるデモンストレーションを行いましたロボットは全長およそ60センチ、高さ50センチと中型犬ほどの大きさで、中国製の既製品を自律して歩けるよう改修されています。
背中にはカメラが搭載され、メーカーの担当者らは、映像がきれいに見られるかどうかや、リモコンの操作通りに動くかどうかなどを確かめていました。
また、あらかじめプログラムしたルートを自動で移動する試験も行われ、ロボットはリズミカルな金属音を立てながら正確に移動していました。
4足歩行型のロボットは、舗装されていない地面などでも安定して動き回れるとしてその性能が注目されてますが、国内では開発されておらず、メーカーは警備用ロボットとしての需要を見越して3年後の完成を目指しています。
開発しているメーカーの大西威一郎代表取締役は「思いどおりに動いてくれました。南相馬からユニークなロボットを世界に届けたい」と話していました。