手作り和紙の卒業証書 小学校の卒業式で児童に 白河市

白河市の小学校で卒業式があり、6年生の児童が地元産の「こうぞ」をすいて自分たちで作った和紙の卒業証書が手渡されました。

白河市の小野田小学校は、去年、6年生の児童が地域おこし協力隊のメンバーと一緒に紙の原料となる地元産の「こうぞ」の収穫や和紙づくりを体験しました。

学校は、児童がみずから手作りした和紙でできたオリジナルの卒業証書を準備し、23日卒業式を迎えた6年生12人に手渡されました。

児童たちは1人ずつ名前を呼ばれると緊張した面持ちでステージに上がり、佐久間芳雄校長から卒業証書を受け取りました。

男子児童のひとりは「苦労して作った和紙がこうして形になるとうれしいです。表面は少しざらざらしていていい感触です」と話していました。

卒業生の父親は「地域おこし協力隊の方と交流するよい機会になりいい取り組みだと思います。子どもたちにとって卒業証書を作ったことも一生の思い出になると思います」と話していました。