パン食べた園児など142人食中毒 店を営業停止処分 いわき
福島県いわき市のパンの製造店が作った総菜パンを食べた幼稚園児など142人が下痢やおう吐などの症状を訴え、市は食中毒と断定し、この店を15日から3日間、営業停止の処分にしました。
営業停止の処分を受けたのは、いわき市植田町のパンの製造店「ボンジュール大平」です。
いわき市によりますと、今月13日、市内の幼稚園から「パンを食べたあと下痢やおう吐の、食中毒のような症状を訴えている人が複数人いる」と市に連絡がありました。
保健所が調べたところ、症状を訴えているのは、これまでに市内の3つの幼稚園と4つの保育所の園児と職員、それに親族の集まりの8つのグループ、合わせて142人に上るということです。
症状はいずれも軽症で、保育所の女性職員1人が入院しました。
いずれも、今月9日または10日に、この店が製造した卵サンドやハムサンドなどを食べたということで、市はこの店のパンを原因とする食中毒と断定し、店を15日から3日間の営業停止の処分にしました。
また、この店で働く4人全員の便からノロウイルスが検出されたということで、保健所は、パンの製造過程でウイルスが付着したとみて原因を詳しく調べています。