新潟の大学生と南相馬市の子どもたちとの交流 3年半ぶり再開
新型コロナウイルスの影響で中断していた、新潟の大学の学生と南相馬市の子どもたちとの交流が3年半ぶりに再開し、大学生と児童クラブの子どもたちが折り紙やじゃんけんをして遊びました。
新潟県立大学は、震災直後から新潟市に避難した南相馬市の子どもたちの支援に取り組んでいて、子どもたちが避難を終えてからも南相馬市の児童クラブを訪問するなど交流を続けてきました。
交流は新型コロナウイルスの影響で中断していましたが、2日、3年半ぶりに大学生と、交流を支援している「生活協同組合コープデリにいがた」の職員、あわせておよそ30人が南相馬市を訪れました。
大学生らは、市内の児童クラブ12か所にそれぞれ分かれて訪問し、このうち上町の児童クラブでは、女子学生2人と生協の職員が紙芝居の「かわいそうなぞう」を読み聞かせました。
そのあと、子どもたちは大学生と折り紙をしたり、じゃんけんをしたりして楽しく過ごしていました。
小学2年生の女の子は「お姉さんは優しくて一緒に遊べてうれしかったです。あしたも一緒に遊びたいです」と話していました。
新潟県立大学子ども学科の坂井美波さんは「子どもたちとの交流を続けながら、被災地のことをもっと知って自分にできる支援を積極的にやっていきたいです」と話していました。