子どもたちが制作に関わった特撮映画完成 試写会開く 須賀川
子どもたちがジオラマの制作や撮影などに挑戦した特撮映画の試写会が福島県須賀川市で開かれました。
須賀川市は、特殊撮影技術の第一人者で、『ウルトラマン』や『ゴジラ』を世に送り出した円谷英二さんの出身地として知られています。
市では、子どもたちに特撮に興味を持ってもらおうと去年6月から「特撮塾」を企画し、子どもたちが半年ほどかけて専門のスタッフと一緒にジオラマや着ぐるみの制作、それに撮影や映像の編集などに挑戦してきました。
28日、須賀川市役所で完成した作品の試写会が開かれ、参加した中高生や保護者などおよそ50人が参加しました。
作品は、「ヨロイガー」という怪獣の卵が神社で発見され、卵からかえった怪獣が暴れて市役所などを壊していくという内容です。
ジオラマの市役所が砂ぼこりを立たせながら壊れていく様子など臨場感あふれる映像を子どもたちは食い入るように観賞していました。
試写会のあと、子どもたちは映画監督の田口清隆さんから特撮塾の卒業証書が手渡されました。
怪獣をデザインした高校2年生の女子生徒は「怪獣が好きで参加しました。自分がデザインした怪獣が形になって市役所を壊していくシーンはとても迫力があってよかったです」と話していました。
田口さんは「今後も須賀川が特撮の発信基地になることを期待しています」と話していました。
この特撮映画は後日、一般にも公開されるということです。