春から夏ごろに処理水放出 福島県民の受け止め

「処理水」を海へ放出する時期について、政府がことし春から夏ごろを見込むと確認したことについて、福島県民の受け止めをJR福島駅前で聞きました。

福島市の70代の女性は、「いつかは判断しなければならず、やむをえないことだと思う。十分な対策をとって取り組んでもらいたい」と話していました。

また、福島市に住む19歳の女子大学生は、「安全だとは聞いているし、放出はしかたのないことだと思う。でも、風評被害に苦労しながら頑張っている漁業者などのためにも政府には、国内でも国際的にも理解してもらえるように力を尽くして欲しい」と話していました。

一方、塙町の40代の男性は、「海への放出は正直なところ反対だ。県民の声を把握しようとか理解してもらおうと考えているとは思えない。順序をしっかりと踏みつつ、ほかに手段は無いのか十分な検討をしてもらいたい」と話していました。