小中学生体力テスト 福島 小学女子と中学男子が全国平均超え

全国の小学5年生と中学2年生を対象にした今年度の体力テストの結果、福島県は、小学生の女子と中学生の男子が全国平均を上回りました。

全国の小学5年生と中学2年生を対象に▽体力や▽運動能力、それに▽日頃の運動習慣などを調べる今年度のスポーツ庁の体力テストには、福島県内の児童と生徒2万6833人が参加しました。

それによりますと、50メートル走など8種目80点満点のテストで、福島県は▽小学生女子が55.22点、▽中学生男子が41.07点とそれぞれ前年より低くなったものの、全国平均を上回りました。

種目別にみますと、▽握力▽反復横跳び▽立ち幅跳びは、すべての学年で全国平均を上回りましたが、足を前に投げ出して手を伸ばす▽長座体前屈は、全国平均を下回りました。

このほか、運動習慣の調査では▽運動やスポーツをすることが好きと答えた率と、▽地域のスポーツ少年団などに所属している率は、全国平均よりも低くなっています。

県教育庁健康教育課は「コロナ禍で子どもたちも運動する機会が減少していて、健やかな成長のためにも体を動かす時間と質を工夫する取り組みを進めていきたい」としています。